猫、腎不全の検査項目【血液化学検査】
我が家の犬猫たちが腎不全にかかった時の血液検査結果を元に、
主な検査項目について書こうと思います。
《血液化学検査》
異常な器官系の検出を目的として行われ、各項目を組み合わせて総合的に判断します。
この↓検査結果は、腎不全で旅立ったシロちゃんが亡くなる5日前のものです。
Glu(グルコース)…基準値71-159
血糖値を示し、糖尿病や低血糖の診断に用います。
食事の影響を受けるため、食後に上昇します。
また興奮などのストレスやステロイドの影響により上昇する場合もあります。
BUN(尿素窒素)…基準値16-36
腎臓から排泄される代謝産物で、腎機能の低下や消化管出血などで上昇します。
また、肝機能の低下により減少することもあります。
腎臓から排泄される代謝産物で、腎機能が低下すると上昇します。
また、クレアチニンが低下する原因としては、著しい筋肉の減少などがあります。
PHOS(無機リン)…基準値3.1-7.5
主に骨代謝に関与します。腎不全・甲状腺、上皮小体の疾患などで変動します。
GLOB(グロブリン)…基準値2.8-5.1
血液中に多く含まれる蛋白質です。
上昇は脱水、慢性炎症、腫瘍、低下は免疫異常などが疑われます。
※動物病院から頂いた資料に基づいて記載しました。
シロちゃんは、この時点でBUNが振り切れるほど上昇しているのが分かります(T_T)
毎日家で点滴(水分を摂るための皮下点滴)をしていて、
いったんは食欲が増し、気分良さそうになったのですが、
それも長くは続きませんでした。
腎不全は本当に怖いです。
健康な若いうちから毎日水分を充分摂取させることが
飼い主にとって重要なことだと心から思います!
次回は、一般検査の項目について書きます。
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